身体のケア

辻式PNFとは

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2019.07.10

2019.07.12

Tsuji式PNF

まずPNFとは

PNFとは、アメリカの神経生理学者でもあった医師ハーマン・ガバット氏が構築し、1950年代に理学療法士のマーガレット・ノットやドロシー・ボスらが手技として確立させたものです。
PNFは「Proprioceptive Neuromuscular Facilitation」の頭文字をとった手技療法で、直訳すると「固有感覚神経筋機能促進」となり、一般的には「固有受容性神経筋促通法」と呼ばれています。
私達の体には様々なセンサーが備わっています。温度の変化、味、痛み、匂い、などを感知する様々なセンサーが体のいたるところに設置され、感知した情報を常に脳へ送っています。その中に筋肉や健の長さを感知するものがあります。

筋肉と靭帯にある二つの器官

筋肉と靭帯にある二つの器官には「ゴルジ腱器官」と「筋紡錘」という二つの感覚器官があります。 この二つの器官の機能は以下の通りです。

・ゴルジ腱器官:筋肉と骨のつなぎ目にあたる「腱」にある感覚器官で、筋肉と腱の張力の状態を感知
        し、脳に情報を送る器官です。
・筋紡錘:筋肉内にある器官で、筋肉の伸展具合を感知し、筋断裂を起さないように制御情報を脳に送
     っている器官です。

PNFは上記2つのセンサーの性質を利用し、筋肉を緩めたりリラックスさせる手技療法です。
PNFはリハビリテーションの徒手テクニックとして脳や脊髄など神経に関わる病気や、ケガによって動きに制限がでてきた身体を回復させるために活用されております。

Tsuji式PNFとは

Tsuji式PNFはリハビリテーションの手法として考案されたPNFを、 アスリートやダンサーのトレーニング、身体調整法として発達した施術メソッドです。
整体やマッサージ、トレーニング、ストレッチ、などとも相性が良いうえに、
受ける側に無理をさせず、施術する側にも力を必要としない技術と理論があります。

Tsuji式PNFテクニックでは医療の分野だけでなく、各種スポーツ選手のパフォーマンス向上、肩こり・腰痛の予防や改善、ダイエットに至るまで幅広い分野で活用できるように体系化されています。
その最大の特徴としては、人の手から身体へ感覚を通して神経にアプローチすることで「動きやすさ」を出していき、柔軟性や関節の動き(可動域)を向上させるというものです。


技術・理論についての詳細は辻先生の「ブログ」、書籍「Tsuji式PNFテクニック入門」をご覧下さい。

当院では、高齢の患者様にリハビリとして、スポーツ選手にはパフォーマンアップのために身体の関節可動域や連動性の向上にTsuji式PNFを取り入れております。

Tsuji式PNFテクニック施術のビフォーアフターです。

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